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「自分の勉強法、このままで大丈夫だろうか」——国試勉強を続けていると、ふとそんな不安が頭をよぎることはありませんか。
薬剤師国家試験に落ちる人には、共通したパターンがあります。私は周囲で実際に落ちた仲間・足切りになった知人を見てきました。そしてその人たちの勉強法には、はっきりとした共通点がありました。
こんな悩みがある方向けの記事です。
- 自分の勉強法が正しいか不安
- 落ちる人の特徴を知って反面教師にしたい
- このままのやり方で合格できるか確認したい
この記事を読めば、次のことがわかります。
- ✅ 薬剤師国家試験に落ちる人の特徴5選
- ✅ それぞれの落とし穴と正しい対処法
- ✅ 合格する人が共通してやっていること
結論から言うと、落ちる人の特徴に共通するのは「インプット偏重・基礎の抜け・アウトプット不足」の3つです。自分が当てはまっていないか、この記事でチェックしてみてください。
執筆者のすんすんはんは現役薬剤師2年目。第110回薬剤師国家試験を273点(345点満点)で合格。薬ゼミ統一模試はⅠ・Ⅱ・Ⅲすべてでほぼ学年1桁台。周囲で落ちた人・足切りになった人を間近で見てきた経験から書いています。
目次
はじめに:落ちる人には共通のパターンがある
「薬剤師国家試験 落ちる人 特徴」を調べているあなたは、今の勉強法を見直したいと思っているのかもしれません。その意識を持っているだけで、すでに合格に近い位置にいます。
問題は「自分がやっていることが当てはまっていないかどうか」に気づけるかどうかです。落ちる人の多くは、問題のある勉強法を続けながら「やっている感」だけを積み上げています。量をこなしているのに点数が上がらない、という状態です。
以下の5つの特徴を読みながら、自分に当てはまるものがないか確認してください。

第1章:落ちる人の特徴5選
特徴①:必須問題の基礎が不安定なまま次に進む
必須問題で足切りになった人を、私は実際に見ています。周囲で国試に落ちた仲間の中に、一般問題の対策には力を入れていたのに必須問題全体の70%をクリアできなかった人がいました。
第110回薬剤師国家試験の合格基準では、全問題の得点基準に加えて、必須問題については全体70%以上、かつ各科目30%以上を満たす必要があります。さらに禁忌肢問題の基準もあります。どれだけ一般問題を頑張っても、必須問題の基準を満たせなければ不合格です。
🏛️ 合格基準の公式情報:厚生労働省 第110回薬剤師国家試験 合格基準はこちら
必須問題は基礎的な知識を問う形式で、ここが不安定なまま理論・実践問題に進んでも、土台がないので積み上がりません。まず4〜6月で必須問題を3周して、足切りラインを安全圏に引き上げることが先決です。4〜6月の具体的な進め方は4〜6月の必須問題対策の記事にまとめています。
特徴②:逆に必須問題しかやらない
「必須を完璧にしてから次へ」という考えも危険です。必須問題だけで点数を積み上げようとすると、理論問題・実践問題の対策が後ろ倒しになり、最終的に総合点が足りなくなります。
国試の満点345点のうち、必須問題は90点分です。残りの255点分は一般問題(理論・実践)が占めています。必須問題だけでは、合格に必要な総合点には届きません。
3周したら次のフェーズへ切り替えるのが正解です。必須問題の×問題は自作ノートに残しているので、理論問題を進めながら自作ノートで継続復習できます。
特徴③:最初からゴロ合わせで覚えようとする
ゴロ合わせは「最終手段」です。最初から使うと記憶が崩壊します。
ゴロが多くなりすぎると、問題を見たときに「なんのゴロだったっけ」と思い出せなくなります。そして思い出せたとしても「このゴロは何を意味していたっけ」という二重の詰まりが起きます。理屈を理解せずにゴロだけで覚えると、選択肢の表現が少し変わっただけで対応できなくなります。
正しいゴロの使い方は、理屈で理解できるものは理屈で覚え、どうしても覚えられないものだけを国試直前の2週間で自分でゴロを作る——これだけです。他人が作ったゴロより自分で作ったゴロの方が頭に残ります。自分で語呂を考える過程自体が、記憶への刻み込みになるからです。

特徴④:青本を最初から読む
「青本をちゃんと読んでから問題を解く」という順番が、最も時間対効果の低い勉強法です。
青本を最初から読んでも、何が重要かわからないまま文字を追うだけになります。インプットの量は増えますが、アウトプットの練習ができないので記憶に残りません。さらに、最後のページを読み終わる頃には最初のページの内容をほとんど忘れています。
やった気にはなれます。でも点数は上がりません。私の周りにも青本を丁寧に読み込んでいたのに点数が伸びなかった人が複数いました。(楽天で見る →)
正しい使い方は「問題を解いていてわからない箇所が出たときだけ開く辞書」です。問題集を軸に置き、理解できない箇所を青本で補完する。これが青本の正しい使い方です。
特徴⑤:基礎ができていない段階でマイナー知識を追いかける
基礎が固まっていない段階でマイナーな細かい知識を覚えようとするのは、コスパが最悪です。
国試の得点の大部分は、毎年繰り返し出る頻出問題で構成されています。頻出問題を落とさずに取れるようにすることが、合格への最短ルートです。マイナー知識はその後です。
マイナー知識を最初から追いかける勉強は、砂場に穴を掘るようなものです。頻出問題という土台が先にあって、初めてマイナー知識が生きます。A判定が安定して出るようになってから、隅の知識を拾いに行く順番が正解です。
まずは青本の太字・赤字に絞って理解を深めること。それが終わってから、より細かい知識へ広げていきましょう。どの参考書・問題集を使えばいいか迷っている場合は、参考書・問題集ランキングの記事も参考にしてください。
第2章:合格する人が共通してやっていること
落ちる人の特徴の裏返しが、合格する人の共通点です。
問題集メインでアウトプット中心に動く
合格した人の共通点は、勉強の主軸が「問題を解く」アウトプットにあることです。回数別既出問題集(楽天で見る →)を10年分・5周回す。この軸がブレなかった人は、ほぼ全員合格しています。
インプット(青本を読む)とアウトプット(問題を解く)の比率は、8:2ではなく2:8くらいが理想です。わからないことを青本で確認する時間より、問題を解く時間の方が圧倒的に長い。この感覚が合格に近い勉強スタイルです。
自作ノートで復習を継続する
合格した人は、問題集を解くだけで終わらせていませんでした。間違えた問題・理解が浅かった知識を自作ノートに書き出し、寝る前に繰り返し見返す習慣を持っていました。(楽天で見る →)
自作ノートは「自分の弱点だけが凝縮された問題集」です。市販の問題集より記憶に残りやすく、試験会場にも持ち込めます。自作問題勉強法の記事で詳しく解説しています。
「なぜそうなるか」を説明できるまで理解する
合格する人と落ちる人の一番の差は、「答えを知っている」か「なぜその答えなのかを説明できる」かの違いです。
問題集の○△×の基準で言うと、○は「5択全ての選択肢について、なぜ正解か・なぜ違うかを完璧に説明できる」状態です。答えを知っているだけの△は、本番で選択肢の表現が少し変わると崩れます。「なぜ」を理解することが、見たことのない問題への対応力になります。
落ちそうで不安な人が今日から直すべきこと
「自分が落ちるパターンに当てはまっているかも」と感じた人へ、今日から動けることを整理します。
- 必須問題の正答率を確認する——科目ごとの正答率を出して、30%を下回っている科目がないかチェックする
- 間違えた問題を自作ノートにまとめる——×だった問題を書き出し、寝る前に繰り返し見返す習慣をつける
- 青本を読む時間より問題を解く時間を増やす——インプット:アウトプット=2:8を目安にする
- マイナー知識より頻出問題を優先する——過去問の出題頻度を確認し、頻出範囲を先に仕上げる
- 1週間ごとに勉強法を見直す——「量をこなせているか」より「理解して解けているか」で評価する
何から直せばいいかわからない人は、まず全体スケジュールの記事から読んでください。6年生4月から国試当日までの勉強の流れをまとめています。
まとめ
この記事のまとめです。
- ✅ 落ちる人に共通するのは「必須の足切り・インプット偏重・ゴロ頼み・マイナー知識の深追い」のどれか
- ✅ 合格する人は問題集主軸のアウトプット型学習で、「なぜ」を理解してから次に進む
- ✅ 自作ノートで弱点を継続復習する習慣が、直前期の安心感をつくる
この記事の特徴が1つでも当てはまっていたなら、今日から修正できます。遅くはありません。具体的な勉強の始め方は何から始めるかの記事、全体スケジュールはスケジュール完全版の記事を参考にしてください。
合格できないのは才能ではなく、やり方の問題です。正しい方法で動き続ければ、合格に近づけます。一緒に頑張りましょう!

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よくある質問(FAQ)
Q. 薬剤師国家試験に落ちる人はどんな人ですか?
A. インプット中心で問題演習が少ない人、必須問題の基礎が不安定な人、ゴロ合わせやマイナー知識に頼りすぎる人は注意が必要です。
Q. 必須問題だけやっていれば合格できますか?
A. 必須問題は重要ですが、それだけでは合格に必要な総合点には届きません。必須問題で土台を作った後は、理論問題・実践問題へ進む必要があります。
Q. 青本は最初から読むべきですか?
A. 最初から通読するより、問題を解いてわからないところを調べる辞書として使う方が効率的です。
Q. ゴロ合わせは使わない方がいいですか?
A. ゴロ合わせ自体は使っても問題ありません。ただし、最初からゴロに頼るのではなく、理屈で理解したうえで、どうしても覚えにくいものに限定して使うのがおすすめです。
Q. 模試の点数が低くても逆転できますか?
A. 時期にもよりますが、間違えた問題を分析して、頻出範囲と基礎に戻れば逆転は可能です。点数だけで判断せず、どこで失点しているかを確認することが重要です。
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コメント
コメント一覧 (2件)
[…] 2周目以降は、×と△の問題だけを解き直します。正解できていた問題をもう一度解くのは時間のムダです。「苦手な問題だけを何度も解く」ことで、ニガテが着実に潰れていきます。落ちる人の特徴の記事でも触れていますが、できる問題ばかり解き続けてしまうのは典型的な失敗パターンです。 […]
[…] でも、青本を読んでいる時間は「何がわからないかわからない状態」で情報を流し込んでいる時間です。問題を解く練習にはなりません。落ちる人に共通するパターンについては落ちる人の特徴の記事も参考にしてください。 […]