オルカンから半導体に乗り換えるべき?流行りに乗らず積立を続ける理由

※本記事にはアフィリエイト広告が含まれています。また、本記事は投資を勧誘するものではなく、私個人の経験と考えです。投資には元本割れのリスクがあり、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。

「半導体株がすごく上がってるらしい」「AI関連に乗り換えた方がいいのかな」——最近こんな話題を見て、オルカンだけを積み立てている自分が不安になっていませんか。

私は薬剤師2年目で、奨学金720万円を毎月約4万円返済しながら、NISAでオルカンを月80,000円積み立てています。結論からいうと、私は半導体ブームのときも乗り換えず、これからもオルカンを淡々と積み立てるつもりです。この記事では、その理由を2026年6月〜7月に実際に起きた相場の動きと一緒に紹介します。

読者くん

半導体めっちゃ上がってるって聞くと、オルカンだけでいいのか不安になる…
すん

その気持ちはわかる!でも、上がってから乗り換えて、下がったら怖くなって売るのが一番もったいないんだ。僕は流行りに浮気せず、オルカンを積み立て続ける方が自分に合ってると思ってるよ。

目次

はじめに|半導体が話題になるとオルカンでいいのか不安になる

2026年の初夏、半導体・AI関連の株はまさにお祭り状態でした。米国の半導体株指数(SOX指数)は6月に大きく上昇し、高値を更新する場面もありました。ニュースでもSNSでも「半導体」「AI」の文字を見ない日はないくらいでした。

こういうとき、コツコツ積立をしている人ほど「自分だけ乗り遅れているのでは」と感じやすいものです。でも、この記事を読み終わる頃には、少し気持ちが軽くなっているはずです。


半導体投資が魅力的に見える理由

AI・半導体関連ニュースをよく見る

AIブームの中心にあるのが半導体です。ニュースで毎日のように取り上げられるので、「成長するに決まっている」という空気ができあがります。実際、半導体は成長性が期待されている分野で、それ自体は間違いではありません。

短期間で大きく上がる商品がある

テーマ型の投資信託やETFには、数週間で10%以上動くものがあります。オルカンではなかなか見ないような値動きを数週間で見ると、「こっちの方がいいのでは」と思ってしまうのは自然な感覚です。

SNSを見ると乗り遅れた気持ちになる

SNSには「半導体で+30%」のような景気のいい報告が流れてきます。ただし、SNSに流れるのは基本的に「うまくいった人の声」だけ。一方で、損をした人の声は目立ちにくいので、実態より魅力的に見えやすい点には注意が必要です。


でも流行りに乗って乗り換えると失敗しやすい理由

SOX指数の推移 2026年6月〜7月8日SOX指数の推移(2026年6月〜7月8日)。6月に高値をつけたあと、7月に入って大きく下落しました

ここで、2026年7月に実際に起きた半導体株の値動きを見てください。

半導体関連株の代表的な指数であるSOX指数は、2026年7月に入って大きく下落しました。MarketWatchでは、7月時点でSOX指数が月初から約12%下落していたと報じられています。また、Axiosでも、2026年第3四半期の始まりにSOX指数が6.3%下落したことが取り上げられていました。

もちろん、短期間の値動きだけで投資対象の良し悪しは判断できません。

ただ、ここで伝えたいのは「半導体が悪い」という話ではありません。話題になってから乗り換えると、上がった後に買って、下がったときに怖くなって売る流れになりやすいということです。

一方で、オルカンは特定のテーマに集中する商品ではありません。世界中の株式に分散しているため、半導体のような一部テーマの値動きに資産全体が振り回されにくい点がメリットだと私は感じています。

オルカン継続と半導体乗り換えの比較シミュレーション(仮定例)
もし6月の高値で100万円を移していたら?の仮定例。話題になってから乗り換えることの怖さがわかります

上がった後に買いやすい

「話題になってから買う」は、ほぼ確実に「上がってから買う」ことになります。ニュースやSNSで話題になる頃には、価格はすでに大きく上がった後だからです。いわゆる高値掴みが起きやすいタイミングです。

下がったときに怖くなって売りやすい

値動きが大きい商品は、下がるときも一気に下がります。1日で-6%を体験すると、「もっと下がるかも」と怖くなって売りたくなる。高く買って、安く売る——一番もったいないパターンです。

NISAなのに短期売買になりやすい

NISAの非課税メリットは、長く持ち続けるほど活きてきます。流行りを追って売り買いを繰り返すと、せっかくの非課税枠を短期売買に使ってしまうことになり、NISAとの相性はよくありません。

投資方針がブレると積立を続けにくい

一度「流行りに乗り換える」を経験すると、次の流行りが来るたびに迷うことになります。方針がブレるほど判断に疲れて、積立そのものをやめてしまう人も少なくないと思います。


オルカンにも半導体企業は含まれている

オルカンは世界中の株式に分散投資する商品

オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー))は、これ1本で世界中の株式にまとめて分散投資できる投資信託です。

米国大型株や半導体関連企業にも間接的に投資している

意外と見落とされがちですが、2026年6月末時点の月次レポートでは、オルカンの組入上位10銘柄にNVIDIA、TSMC、Broadcom、Micron Technologyなどの半導体関連企業も入っています。上位10銘柄のうち4銘柄が半導体関連です。

つまり、オルカンを持っている時点で、半導体の成長を完全に取り逃がしているわけではありません。半導体だけに集中しすぎず、世界全体に分散しながら一部として保有できるのが、オルカンの良さだと私は考えています。

個別テーマに集中しすぎないのがメリット

半導体が伸びれば恩恵を受けつつ、半導体が急落しても資産全体への影響はやわらぎます。実際、7月頭の半導体急落の局面でも、オルカンは半導体指数ほど大きくは動きませんでした。特定のテーマに資産全体が振り回されにくいこの性質こそ、積立を長く続けるための武器だと私は感じています。


私が半導体に乗り換えずオルカンを続ける理由

奨学金返済中なので大きなリスクを取りすぎたくない

私は奨学金720万円を毎月約4万円返済しています(詳しくは奨学金返済中でもNISAを始めていい?の記事へ)。返済という「確実に出ていくお金」がある以上、資産形成の側で大きな賭けはしたくない、というのが正直な気持ちです。

投資判断に時間を使いすぎたくない

半導体のようなテーマ投資は、「いつ買うか」「いつ売るか」を常に考え続ける必要があります。私は薬剤師の仕事とブログで手一杯なので、投資判断に時間を使わない仕組み(自動積立)の方が合っています。

下落しても積立を続けやすい

オルカンにも下落はあります。ただ、世界全体に分散されているぶん値動きがマイルドで、「下がっても積立を止めない」を実行しやすい。値動きの激しい商品だと、これがとても難しくなります。

長期で見たときに再現性を重視したい

「流行りを当て続ける」ことに再現性はありませんが、「長期・積立・分散を続ける」という行動は、流行りを当て続けるより再現しやすいと考えています(金融庁の「資産形成の基本」ページでも紹介されている考え方です)。私が狙うのは一発の大当たりではなく、こちらの再現性です。


半導体に投資したいならどう考える?

読者くん

半導体に投資するのはダメなの?
すん

ダメではないよ!ただ、初心者がメイン資産を全部乗り換えるのはリスクが大きい。やるなら少額で、下がっても売らずに持てる範囲がいいと思う。

メイン資産ではなく少額のサテライトにする

半導体投資そのものを否定するつもりはありません。もし投資したいなら、オルカンなどの分散投資をメイン(コア)にしたまま、少額のサテライト(おまけ)として持つのが考え方のひとつです。

下落しても売らない金額にする

目安は「半分になっても生活と心が壊れない金額」。下がったら売りたくなる金額は、あなたにとって大きすぎる金額です。

SNSの勢いだけで買わない

買う前に、その商品の公式ページや目論見書で「何に投資しているのか」「手数料はいくらか」「どれくらい値動きするのか」を確認してみてください。SNSの熱量は判断材料になりません。

買う前に「なぜ買うのか」を説明できるか確認する

「上がってるから」以外の理由を自分の言葉で説明できないなら、まだ買うタイミングではないと思います。これは参考書選びと同じで、役割を説明できないものは増やさない方がうまくいきます。


薬剤師2年目の私の結論|私はオルカンを淡々と積み立てる

月80,000円を無理ない範囲で継続

私は2026年7月からオルカンの積立を月80,000円に増額しました(楽天証券・楽天カードのクレカ積立)。金額の決め方や手順は薬剤師のNISAの始め方で紹介しています。生活費とのバランスは家計管理の記事のとおり、無理のない範囲です。

ボーナスも一部は積立に回す

ボーナスは全額投資には回さず、半分ほどをスポット購入に、残りは生活の楽しみと備えに使っています。これまでの積立実績はオルカン積立の実績記事で公開しています。

流行りよりも続けられる仕組みを優先する

流行りは毎年入れ替わりますが、積立は仕組みにしてしまえば勝手に続きます。手取り・生活費の記事で公開しているとおり、私の家計は「先に仕組みを作って、残りで楽しく暮らす」が基本方針。投資もまったく同じです。


この記事のまとめ

  • ✅ 2026年6月に盛り上がった半導体株は、7月に入って大きく下落した(オルカンは半導体指数ほど大きくは動かなかった)
  • ✅ 流行ってから乗り換えると「高値掴み→怖くなって売る」になりやすい
  • ✅ オルカンにはエヌビディアなど半導体関連企業も含まれていて、成長の恩恵は受け取れている
  • ✅ 半導体投資自体は否定しない。やるなら少額のサテライトで、下がっても売らない金額で
  • ✅ 私は奨学金返済中の薬剤師2年目。再現性を重視して、オルカン月80,000円の積立を淡々と続ける

流行りに乗るかどうかで迷ったら、「それを半分になっても持ち続けられるか」を自分に聞いてみてください。私の答えはNOだったので、今日もオルカンを積み立てています。

⚠️ 免責:本記事は私個人の経験と考えの共有であり、特定の金融商品の購入・売却を勧めるものではありません。投資には元本割れのリスクがあります。相場に関する記述は執筆時点(2026年7月)の報道・公表資料に基づきます。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。詳しくは免責事項もご確認ください。

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この記事を書いた人

・ハンドルネーム:すんすんはん
・現役薬剤師2年目・25歳
・第110回薬剤師国家試験273点/345点満点合格
・5年生まで研究漬けでノー勉→6年生から本格始動
・NISA毎月65,000円積立中
・発信内容:国試勉強法×資産運用実録

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