国試273点が実践した自作問題勉強法【記憶定着率が劇的に上がる】

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「何周解いても点数が伸びない」「覚えたはずなのに本番になると出てこない」——そんな壁にぶつかったことはありませんか。

問題集を繰り返し解くだけでは、記憶は定着しません。「解いたことがある」という感覚は積み上がっていくのに、点数が上がらない。この状態はインプット偏重になっているサインです。記憶を定着させるにはアウトプット、つまり自分で思い出す練習が必要です。私が行き着いたのが「自作問題」という方法でした。

こんな悩みがある方向けの記事です。

  • 何周解いても点数が上がらない気がする
  • 覚えたはずなのに本番で出てこない
  • 自作問題を作ってみたけど続かなかった

この記事を読めば、次のことがわかります。

  • ✅ 自作問題がなぜ記憶定着に効くのか
  • ✅ デジタルとアナログ(紙)どちらで作るべきか
  • ✅ 続く復習サイクルの具体的な作り方

結論からいうと、私は6年生の5月から本番までに300問以上の自作問題をルーズリーフに作り、寝る前10分の復習ループを回し続けました。その結果、第110回薬剤師国家試験を273点(345点満点)で合格できました。

執筆者のすんすんはんは現役薬剤師2年目。6年生の4月からノー勉スタートで合格をつかんだ経験をそのまま書いています。


目次


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自作問題勉強法とは何か・なぜ記憶に残るのか

問題集を解くだけでは足りない理由

問題集を解く作業は「答えを見つける」インプット型の学習です。答えを確認して「そうか」と納得しても、次に同じ問題が出たときに思い出せるとは限りません。記憶を長期保持するには「思い出す」というアウトプットの練習が必要です。

自作問題とは、自分が間違えた箇所や理解が浅かった箇所を「問題形式」に書き直したノートのことです。作ること自体が深い理解を促し、見返すたびに記憶が強化されます。

自分で作った問題が最強の理由

市販の問題集と自作問題の一番の違いは「自分の弱点だけが集まっているか」です。市販の問題集は全員向けに作られていますが、自作問題ノートはあなたが間違えた問題・ごっちゃになった知識だけでできています。

私が実感したのは「本番でこの問題を解いたことがある」という感覚の違いです。自分の言葉で書いた問題は、本番で同じ内容が出たとき「これは自分で作ったやつだ」と気づく瞬間があります。この感覚は市販の問題集には出にくいものです。

300問作って273点を取った話

私は6年生の5月、回数別問題集の1周目を終えるころから自作問題を作り始めました。最初は1日2〜3問。それが積み重なって、本番までに300問以上になっていました。

直前期に見返したとき、「このノートを全部解けるようにすれば絶対に受かる」という確信がありました。自作問題ノートは、あなただけの「合格の地図」になります。


自作問題はデジタルとアナログ、薬剤師国試ではどちらが正解か

デジタル(スマホ・タブレット・アプリ)のメリット・デメリット

Ankiや Notionなどのアプリで自作問題を作る方法も広まっています。デジタルには整理しやすい・検索できる・かさばらないといったメリットがあります。

一方でデメリットもあります。入力に時間がかかること、問題を解いている最中にスマホを触るとSNSに流れてしまうこと、そして一番大きな問題として「国試本番は紙と鉛筆で解く」という点です。普段から手書きで問題に向き合う練習をしていないと、本番で指の動きと思考がうまく連動しない感覚があります。

アナログ(ルーズリーフ)のメリット・デメリット

私はアナログ一択でした。理由は「本番と同じ形式で練習できるから」です。

紙に書くと手と脳が連動します。「書く」という行為自体が記憶への刻み込みになります。また、自作問題ノートは試験会場に持ち込めます。私は当日、自作問題ノートだけを会場に持参しました。試験開始前の10分間、自分の弱点が凝縮されたノートを見返す——これがデジタルには再現できない強みです。

デメリットとしては「かさばること」が挙げられますが、これはルーズリーフ×大容量バインダーで解決できます。

Campusのルーズリーフバインダー(すんすんはんの自作ノートで実際に使用)
私が実際に使っていたCampusのルーズリーフバインダー(A4・2穴)

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大学ノートと違い、紙を増やすだけで無限に続けられる。科目ごとに付箋で仕切れば管理も簡単です。

結論:アナログ(ルーズリーフ)で作る

デジタルでもアナログでも「続けること」が最重要ですが、国試対策においては紙をおすすめします。試験会場に持ち込める、手書きで本番感覚に近い、書くことで定着率が上がる——この3点は大きなアドバンテージです。

詳しい道具の選び方やノートの作り方は自作問題ノートの作り方記事にまとめています。


薬剤師国試の自作問題の作り方とフォーマット

書くタイミングは「問題集を解きながらその場で」

「あとでまとめて書こう」は機能しません。その場で書く習慣だけが続きます。

問題集を解いていて「×だった」「△だったけどなんとなく合った」という問題が出た瞬間に、ノートを開いて1問作ります。1問作るのにかかる時間は30秒〜1分。問題集とノートを並べて、解きながら書く——このリズムが習慣になると、苦にならなくなります。

フォーマット①:○×形式

国試の選択肢に近い形で作る方法です。「この文章は正しいか・誤りか」を判断する形式です。

【○×形式の例】
問)○か×か:△△薬は□□疾患に禁忌である
答)○  ← 赤ペンで記載・赤シートで隠す
理由)△△薬は〜の機序があるため□□疾患では〜のリスクがある
  ← 理由も赤ペンで記載・赤シートで隠す

答えだけでなく「なぜそうなのか」の理由を必ず書くのがポイントです。理由まで書いておくことで、本番で選択肢の表現が変わっても対応できます。

フォーマット②:Q&A形式

用語・定義・数値の暗記に向いている形式です。

【Q&A形式の例】
Q. △△薬の作用機序は?
A. □□を阻害することで〜 ← 赤ペンで記載・赤シートで隠す

Q&A形式は1問あたりの作成時間が短く、隙間時間にサクサク見返せます。○×形式と組み合わせて使うのがおすすめです。

▼ 実際の自作ノートのページ。ページ上部の日付は復習した日を記録したものです。定期的に見返すたびに日付を書き足していくことで、「いつ・何回見たか」が一目でわかります。復習の回数が増えるほど日付が増え、自然と継続の記録になります。

自作ノート生物ページ
生物(ビタミン)
自作ノートDNA・アミノ酸ページ
生物(DNA・アミノ酸)
自作ノート物理化学ページ
物理化学

赤ペン+赤シートの使い方

答えと理由はすべて赤ペンで書きます。赤シートをかざすと答えと理由だけが隠れ、問題文だけが見える状態になります。この「隠す→思い出す→確認する」という動作が記憶を強化します。

赤ペンは細字のものが書きやすく、赤シートはA4サイズが使いやすいです。


自作問題ノートを使った続く復習サイクルの作り方

寝る前10分ルール:最初のページから

復習のタイミングは「寝る前10分、最初のページから」です。これだけ決めておけば、毎日自然と続けられます。

ポイントは「その日作った問題だけ見返す」のではなく、常にノートの最初のページから赤シートで解いていくことです。最初から解いていくと、最近作った問題だけでなく前に作った問題も繰り返し目に入ります。この「何度も触れる」という反復が記憶の定着をつくります。

10分で解けなかった問題は翌日に持ち越します。「昨日解けなかったやつ、今日は解けた」という積み上がり感が、地味にモチベーション維持につながります。

全問解けたらまた最初へ:永遠ループ

ノートの全問が解けるようになったら、また最初のページに戻ります。これを繰り返します。

「全問解けた」状態でも時間が経てば忘れます。人間の記憶は時間とともに薄れるので、定期的に触れ続けることが必要です。最初のページに戻るたびに「これはもう完璧」と感じる問題が増え、見返す時間がどんどん短くなっていきます。

ノートにも○△×をつける:3回○でスキップ

問題集の○△×管理と同じように、自作ノートの問題にも○△×をつけます。3回連続で○がついた問題はスキップして次へ。これにより周を重ねるごとに解く問題数が絞られ、直前期には本当に苦手な問題だけが手元に残ります。

逆に何度やっても×がつく問題は「ここが自分の本当の弱点」というサインです。その問題の周辺知識を青本で深掘りして、理解が追いつくまで繰り返します。

やる気が出ないときの使い方

勉強する気が起きない日も、ノートをパラパラとめくるだけでいいです。眺めるだけでも記憶への刺激になります。「今日は5問だけ」「1科目だけ」というハードルの低い使い方も、続けることへの助けになります。

模試・定期テスト前の使い方

模試や定期テストの前は、苦手な科目のセクションだけを集中的に見返します。ルーズリーフなら付箋で科目が仕切られているので「法規だけ取り出す」「病態・薬物治療だけ見る」が即座にできます。直前に何冊も参考書を広げるより、自作問題ノートだけを見る方が効率が良かったです。


まとめ

この記事のまとめです。

  • ✅ 自作問題は「自分の弱点だけが凝縮された問題集」。市販の問題集より記憶に残りやすい
  • ✅ アナログ(ルーズリーフ)が国試対策に向いている理由は「試験会場に持ち込める」「手書きで本番感覚に近い」「書くことで定着率が上がる」の3点
  • ✅ 復習は「寝る前10分・最初のページから・永遠ループ」。ノートにも○△×をつけ3回○でスキップ

今日解いた問題集で間違えた問題を1問だけルーズリーフに書き出してみてください。それが自作問題ノートのスタートです。

回数別問題集との組み合わせ方は問題集の使い方記事を参考にしてください。

6年生からでも必ず間に合います。一緒に頑張りましょう!

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🏛️ 厚生労働省 薬剤師国家試験について薬剤師国家試験の公式情報(出題基準・過去問)はこちら

よくある質問(FAQ)

Q. 自作ノートはいつから作るべきですか?

A. 勉強を始めてすぐからです。最初は1日1問でも構いません。「問題集を解いて間違えた問題をその場でルーズリーフに書き出す」というルールを作れば、自然とノートが積み重なっていきます。

Q. 自作問題は紙とアプリどちらがいいですか?

A. 薬剤師国家試験対策なら紙(ルーズリーフ)をおすすめします。試験会場に持ち込めること、手書きで本番感覚に近いこと、書くことで記憶が定着しやすいことの3点で紙が有利です。

Q. どんな問題を自作ノートに書くべきですか?

A. 「間違えた問題」と「ごっちゃになりやすい知識」の2種類です。全問書こうとすると時間がかかりすぎます。問題集を解いていて△(うろ覚え)や×(不正解)になった問題だけを書き出す習慣にしましょう。

Q. 自作ノートは直前期にも使えますか?

A. 直前期こそ最大の武器になります。自分が作った問題は「自分が苦手とした問題」なので、直前にまとめて見返すと弱点を効率的に補えます。試験会場への最後の持ち込み資料として使うのが最もおすすめです。

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この記事を書いた人

・ハンドルネーム:すんすんはん
・現役薬剤師2年目・25歳
・第110回薬剤師国家試験273点/345点満点合格
・5年生まで研究漬けでノー勉→6年生から本格始動
・NISA毎月65,000円積立中
・発信内容:国試勉強法×資産運用実録

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