9月の薬ゼミ統一模試Ⅰが近づいてくると、点数のことばかり考えてしまうと思います。
「何点取れば安心なんだろう」「平均点はどのくらい?」「模試まであと1か月、何をすればいいの?」。私も同じことを考えていました。
先に結論を書きます。
- 「何点なら絶対に安心」という点数は、全員に共通しては存在しないと思っています
- 私は点数より、全国順位で上位70%に入っているかをひとつの目安にしていました
- ただし模試Ⅰは途中経過なので、順位だけで合否を判断しないほうがいいと思います
この記事を書いている私は、薬剤師2年目のすんすんはんです。6年生4月は学年178人中130位からのスタートでしたが、本番は273点で合格しました。
統一模試Ⅰを前に「何点取れば安心なのか」「残り1か月で何をすればいいか」と不安な人に向けて、私が見ていた目安と、模試までの1か月にやっていたことをまとめたので、ぜひ最後まで読んでみてください!
統一模試Ⅰがもう終わった方へ
結果が返ってきたら、判定ごとに優先して見直すところを「模試はどう復習する?A〜E判定別の勉強方法」にまとめています。間違えた原因の分け方は「模試の復習方法」で読めます。
2026年度の薬ゼミ統一模試Ⅰはいつ?
薬学ゼミナールの全国統一模擬試験Ⅰは、公式ページで2026年9月17日・18日と案内されています。
申し込みは薬ゼミのマイページから。会場受験とWEB・自宅受験を選べる形です。大学単位でまとめて申し込むこともあるので、大学からの案内も確認しておくと安心だと思います。
日程や実施方法は変わることがあるので、薬ゼミ公式ページで最新の情報を確認してください。
薬ゼミ統一模試Ⅰは何点取ればいい?
いちばん知りたいところだと思うので、先に答えを書きます。
「この点数を超えていれば安心」という数字は、私には言えません。
理由は単純で、9月の時点でどこまで進んでいるかが人によってまったく違うからです。必須をやっている人、理論の途中の人、実践まで入っている人。同じ点数でも、中身がまるで違います。
それに、9月時点ではまだ全範囲の学習を終えていない人がほとんどだと思います。この時期の点数が低く出ることは珍しくないと思っています。
じゃあ何を見ればいいのか。私が使っていた目安を次に書きます。
私は「上位70%前後」をひとつの目安にしていた
私が見ていたのは、点数ではなくカルテに出る全国順位でした。
根拠にしていたのは、この2つです。
- 薬剤師国家試験の合格率は、直近の第111回で68.49%(薬ゼミ公式の結果発表より。ボーダーは213点でした)
- 薬ゼミによると、国試受験者の約9割が統一模試を受験している(薬ゼミ公式より)
国試は7割弱が合格する試験で、その受験者の多くが同じ模試を受けています。そこで私は、「全国順位で上位70%前後に入っているか」を、今の位置を見るためのひとつの目安にしていました。
ただ、ここは強調しておきたいところです。
模試Ⅰ時点の順位と、本番の合否がそのまま一致するわけではありません。 あくまで「今どのあたりにいるか」を確認するための目安として使っていました。
実際、模試Ⅰの成績が低くても、その後合格した友人は私の周りに複数います。逆に言えば、この目安に届いていたから安心、というものでもありません。
模試を受けたあと、その結果をどう次の勉強につなげていたかは、こちらのnoteに書いています。
→ 模試の復習と直前期、何をすればいい?学年下位10%から273点を取った私がやった復習法と本番までの過ごし方(有料note・500円)
順位だけでなく、模試の中身を見る
順位で全体の位置を見たら、次は中身です。
合計点だけを見ても、次に何をすればいいかは決まりません。私が分けて見ていたのは必須・理論・実践の3つでした。
- 必須:基礎知識で曖昧なところが残っていないかを確認する
- 理論:まだ学習していない範囲なのか、学習したけれど理解が足りない範囲なのかを分ける
- 実践:自分の学習進度と照らして見る
実践については、私自身は9月時点でほぼ未着手でした。なので実践で点が取れない部分があることは、最初から想定していました。 ここは人によって状況が違うので、自分がどこまで進めているかと合わせて見てください。
あわせて、科目別の内訳と、どの分野が苦手なのかも見ておくと、あとで復習するときに迷わなくなります。
模試を受けたあとの復習のしかたは薬剤師国家試験の模試はどう復習する?にまとめています。
模試Ⅰまでの1か月、何をすればいい?
ここが一番気になるところだと思います。
私は模試Ⅰのためだけに、特別な勉強へ切り替えることはしませんでした。
ですが、私がこの時期に意識していたことがあるので、それについて書きます。
特に3つ目、4つ目がとても大切だと感じています。
1. 今やっている勉強を、模試のためだけに大きく崩さない
私の場合、9月は理論問題を進めている時期だったので、そのまま続けました。
大事なのは「何をやっているか」より、今の優先順位を急に変えないことだと思っています。
必須を進めている人なら必須を、理論を進めている人なら理論を。実践まで進んでいる人も、模試があるという理由だけで急に普段の計画を大きく変える必要はないと思います。
私の年間の進め方は「必須 → 理論 → 実践 → 総復習」でした。
全体の流れは薬剤師国家試験の勉強スケジュール完全版にまとめています。
理論の進め方は【6〜9月編】理論問題対策です。
2. 未着手の範囲を、模試のためだけに詰め込まない
私の場合、9月時点で実践問題はほぼ未着手でした。
「模試までに実践も一通り見ておこうかな」と考えたこともありますが、やりませんでした。
中途半端に実践へ手を出して年間の計画が崩れるより、理論を続けたほうがいいと判断したからです。これは私がそう決めたという話で、実践が未着手でも全員大丈夫、という意味ではありません。
自分の計画と残り時間を見て、どちらが納得できるかで決めるのがいいと思います。
3. 問題を解くだけで終わらせず、間違えたところを何度も復習する
私が国試勉強でかなり大事にしていたのが、復習に時間を使うことです。
普段から問題を解いて、間違えた問題や知らなかったこと、曖昧だった内容は自作問題ノートに残していました。
そして、そのノートを作って終わりにはせず、毎晩少しずつ何度も周回していました。
私の中では、
問題を解く → 間違える・知らないことが出る → ノートに残す → 繰り返し復習する
この流れが勉強の基本でした。
新しい問題をどんどん解くことも大事ですが、それ以上に「一度間違えたことを次はできるようにする」ことを意識していました。
実際、模試や国試本番でも問題を見た瞬間に、
「あ、これ前に間違えてノートで何回も見たやつだ」
と思い出して解けたことが何度もあります。
なので模試までの1か月も、私は新しい範囲を進めるだけではなく、それまでに間違えた問題や覚えきれていない内容の復習にもかなり時間を使っていました。
模試直前も同じで、前日や当日に見ていたのは自作問題ノートです。新しい教材を開くのではなく、今まで自分が間違えてきたところをもう一度確認していました。
もちろん、自作ノートを使っていない人は同じものを作る必要はありません。
普段間違えた問題、付箋を貼ったページ、苦手分野をまとめたものなど、自分がこれまで間違えてきたものに戻れる状態を作っておくことが大事だと思っています。
私が使っていたノートの作り方は自作問題勉強法にまとめています。
4. 模試に合わせて、早寝早起きに慣れておく
もうひとつ、勉強内容とは別に意識したいのが生活リズムです。
薬ゼミの模試も国試本番も、朝から長時間問題を解きます。
普段は夜中まで勉強して朝遅く起きる生活なのに、模試当日だけ急に早起きすると、朝から頭を働かせるのがきつくなると思います。
私は、模試や本番に向けて早寝早起きを意識して、朝から問題を解ける生活リズムにしておくことも大事だと感じています。
特にやらない方がいいと思うのが、直前の徹夜です。
前日に焦って夜中まで新しいことを詰め込むより、ある程度のところで切り上げて寝る。翌朝、普段通り起きて、自分が復習してきたものを軽く確認して会場へ行く。
模試は朝から夕方まで続きます。知識だけではなく、朝から集中できる状態を作っておくことも模試対策のひとつだと思います。
判定が低かったらどうする?
判定が低いと、その日は何も手につかなくなると思います。
模試Ⅰの成績が低くても、その後合格した友人は私の周りに複数いました。なので「もう終わりだ」と決めてしまう必要はないと思います。
ただ、「まだ時間があるから大丈夫」で流してしまうのも違うかなと。
今までと同じやり方をそのまま続けるのか、それともどこかを変えるのか。そこは一度考えたほうがいいと思っています。
やることは、判定が良くても悪くても同じです。
- 必須・理論・実践のどこで落としたかを分ける
- 科目別の内訳と苦手分野を見る
- 次の模試までに直すテーマを、自分が管理できる数だけ決める
私も4月のスタートアップ模試は学年178人中130位でした。そのときの話は逆転合格にも書いています。
薬ゼミ統一模試Ⅰの直前チェック
模試直前は、新しい教材に手を広げるより、当日迷わない準備を優先します。前日までに、次の5点を確認しておくと落ち着いて受けやすいと思います。
- 受験日・開始時刻・会場を確認した
- 受験に必要な持ち物と大学からの案内を確認した
- 間違えた問題、自作問題ノート、付箋を貼ったページを見直した
- 模試中に○△×で自信度を残せるよう、筆記具を準備した
- 前日は睡眠時間を削らず、早めに休む
全部覚え直す必要はありません。直前に優先したいのは、新しい知識を増やすことではなく、これまで間違えた内容をもう一度確認し、当日いつも通り解ける状態を作ることです。
統一模試Ⅱ・Ⅲも、考え方は同じ
統一模試はⅠのあと、Ⅱ・Ⅲと続きます。Ⅱ・Ⅲを受けるときも、目安の考え方や模試までにやることは、この記事と同じでよいと思っています。私自身、模試があるからといって勉強の計画を変えたり、新しい勉強を足したりはしていませんでした。
参考までに、私の統一模試の点数はⅠが250点、Ⅱが256点、Ⅲが255点でした。回を重ねても点数はほとんど変わりませんでしたが、本番では273点で合格しています。点数が横ばいでも、焦りすぎなくて大丈夫だと思います。
模試の結果を次の勉強にどうつなげるかは模試の復習方法に、試験中の解く順番や時間の使い方は「時間が足りない」を防ぐ5つのことにまとめています。
よくある質問(FAQ)
Q. 薬ゼミ統一模試Ⅰは何点取れば安心ですか?
A. 全員に共通する「この点数なら安心」という数字は、私には言えません。私が見ていたのは点数そのものより、カルテに出る全国順位でした。上位70%前後に入っているかをひとつの目安にしていました。ただしこれは私の見方で、合否のラインではありません。
Q. 薬ゼミ統一模試Ⅰの平均点はどこで分かりますか?
A. 返ってきた自分のカルテを見るのがいちばん確実で、全国平均も順位もそこに載っています。
Q. 判定が低かったら、もう間に合いませんか?
A. 判定だけでは何とも言えませんし、間に合うと保証もできません。ただ、模試Ⅰの成績が低くてもその後合格した友人は、私の周りに複数いました。そのうえで、今までと同じやり方をそのまま続けるかどうかは考えたほうがいいと思います。
Q. 模試Ⅰまでに特別な対策は必要ですか?
A. 私はしませんでした。直前に一度やった範囲を見直すことはありましたが、模試のためだけに普段の計画を大きく変えたり、新しい教材を増やしたりはしていません。
まとめ
- 「この点数なら安心」という数字は、全員に共通しては存在しない
- 私は点数より全国順位で上位70%前後をひとつの目安にしていた(合否のラインではない)
- 模試Ⅰの順位と本番の合否は、そのまま一致しない
- 合計点ではなく、必須・理論・実践や科目別の内訳を見る
- 次に直すテーマを、自分が管理できる数だけ決める
- 模試Ⅰまでの1か月は、今の優先順位を急に変えない。進度は人それぞれ
- 直前は新しい教材より、一度やった内容を確認する
模試Ⅰは、まだ途中経過です。点数や判定に一喜一憂するより、そこから何を持ち帰るかのほうが大事だと思っています。
この記事では、模試Ⅰまでの目標の考え方と、1か月の過ごし方をまとめました。
模試を受けたあと、私が実際にどの問題を優先して復習していたか、統一模試Ⅰ〜Ⅲの点数推移や、伸び悩んだ時期に何を変えたかは、こちらのnoteに書いています。よかったら参考にしてみてください!
→ 模試の復習と直前期、何をすればいい?学年下位10%から273点を取った私がやった復習法と本番までの過ごし方(有料note・500円)
Xで国試の勉強のことや、薬剤師になってからの日常を呟いてます。よかったら覗いてみてください!
→ @yakugakulabo

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