薬学部の卒業試験対策はいつからやるべき?国試勉強と両立する進め方

6年生になると、国試の前に卒業試験があります。

卒試が近づくと、こう思いませんか?

「そろそろ国試の勉強を止めて、卒試に切り替えたほうがいいのかな」

「でも切り替えたら、国試のほうが間に合わなくなるんじゃないか」

私も同じところで迷いました。

読者くん
卒試が近いんですけど、国試の勉強を止めて切り替えるべきか分からなくて……😥
すん
分かる。僕もそこで止まってた。先に言うと、僕は国試の勉強のほうを止めなかったよ。

私の大学では、卒試は1月でした。そして卒試専用の勉強を始めたのは、試験の約1ヶ月前。それで一発合格でした。

ただ、振り返ってみると2週間前からでも全然間に合ったと感じています。その理由も含めて書いていきます。

こんな悩みがある方向けの記事です。

  • 卒試の勉強をいつから始めればいいか分からない
  • 国試の過去問を続けていていいのか不安
  • 卒試の過去問を何年分やればいいか決められない
  • 青本に載っていないような細かい問題まで覚えるべきか迷っている

この記事を読めば、次のことがわかります。

✅ 私が卒試専用の勉強を始めた時期と、その理由
✅ 卒試の過去問を何年分、どう使ったか
✅ 卒試の過去問を「時間配分の練習」に使う方法
✅ 大学の先生から出る情報の拾い方

結論からいうと、卒試対策と国試対策を別物として考える必要はありません。普段の国試対策が、そのまま卒試対策になります。

この記事を書いている私は、薬剤師2年目のすんすんはんです。国試の勉強と並行して卒業試験を一発で通過し、本番は273点で合格しました。

卒業試験の対策をいつから始めればいいか、国試の勉強とどう両立すればいいか迷っている人に向けて、私が実際にやった卒試の進め方をそのまま書きました。ぜひ最後まで読んでみてください!


目次

結論|普段の国試対策が、そのまま卒試対策になる

私が実際にやったこと

先に、私がやったことを並べます。

  • 卒試専用の勉強を始めたのは、試験の約1ヶ月前(振り返ると2週間前からでも間に合ったと感じています)
  • 卒試の過去問は5年分を使用
  • 5年分すべて1周だけ
  • 卒試は一発で合格
  • 卒試のために回数別をやり直したわけではなく、普段から続けていた国試対策がベース
  • 青本の使い方も変えず、分からないところを調べる辞書として使用
  • 大学の講義で先生が「卒試に出す」「ここは大事」と言った内容や資料を確認

見てのとおり、卒試のために新しく始めたことは、ほとんどありません。やったのは、卒試の過去問を1周することと、大学から出た情報を拾うことだけです。

振り返ると、2週間前からでも間に合ったと思う

理由ははっきりしています。卒試も、国試の過去問をベースに作られている問題が多かったからです。

普段やっている国試対策が、そのまま卒試対策になっていた。だから卒試のために一から準備する必要がありませんでした。

なので私は、卒試があるからといって、早い時期から国試の勉強を止めて卒試専用に切り替える必要はないと思っています。

読者くん
1ヶ月前って、思ったより遅くないですか……!?
すん
そうだよね。しかも振り返ると、2週間前からでも間に合ったと思ってる。それまでの10か月ずっと国試の過去問をやってたからだね。

国試の勉強の全体像は薬剤師国家試験の勉強法まとめに、回数別の具体的な回し方は回数別既出問題集の使い方にまとめています。


卒試の過去問はどう使う?

私は5年分を解きました。ただ、今振り返ると、5年分もやる必要はないと思っています。

卒試について何も分からない状態だと不安だと思うので、過去問が出回っている大学なら、まずは直近2〜3年分くらいを見るのがおすすめです。

時間があるなら、実際に解く。時間に余裕がなければ、問題に目を通して「卒試ってこんな感じの問題が出るんだ」と雰囲気をつかむだけでも十分だと思います。

卒試で満点を取ることが目的ではありません。まず合格するために、落としてはいけない問題を確実に取ることを優先します。

読者くん
全部解かなくてもいいんですか?
すん
うん。「どんな問題が出るか知る」のが目的だからね。そのために5年分いるかというと、いらないと思う。

余裕がある人は「本番形式」で使ってみる

ここからは、時間に余裕がある人向けの話です。

卒試の過去問を初めて解くときに、本番と同じように時間を測って、通しで解いてみるのもおすすめです。

回数別では、時間の練習がしにくい

国試の回数別既出問題集は、何周もしていると問題そのものを覚えてしまっていることがあります。そうなると、「初見の問題を時間内に解く練習」にはなりにくいんですよね。

一方、卒試の過去問は初めて見る問題が多いです。だから、こういうことを試す機会に使えます。

  • 時間配分
  • どの科目から解くか
  • 分からない問題を、どこで飛ばすか
  • 後半まで時間を残せるか

薬ゼミの統一模試は3回しかありません。それだけで自分に合った解く順番や時間配分を決めるのは、正直むずかしいと思います。卒試の過去問を、その練習に回せます。

模試そのものの使い方は模試の復習方法にまとめています。


特に理論1は「解く順番」を試してみる

物理・化学・生物・衛生・法規がまとまっている理論1は、最初から順番どおりに解くと、物理や化学で時間を使いすぎることがあります。

その結果、「衛生や法規なら解けたのに、時間がなくて問題をちゃんと読めなかった」となるのは、かなりもったいないです。

私も模試を通して解く順番を試して、こういう順番に変えていました。

衛生 → 法規 → 生物 → 物理 → 化学

卒試の過去問を時間を測って解けば、「法規から先にやってみよう」「衛生を先に取ろう」といった順番を試せます。

人によって得意な科目は違うので、大事なのは自分に合う順番を試すことです。

読者くん
順番を変えていいって発想がなかったです!
すん
模試だけだと3回しか試せないからね。卒試の過去問なら気軽に試せるよ。

模試での解く順番や時間の使い方は、薬剤師国家試験で「時間が足りない」を防ぐ|模試で練習したい5つのことにもまとめています。

大学の先生から出る情報は、ちゃんと拾う

卒試前になると、大学の講義や先生から、こういう情報が出ることがあります。

  • ここは卒試に出す
  • ここは大事
  • このプリントをやっておく
  • この問題は確認しておく

これは見逃さずに確認しておきます。卒試を作るのは大学の先生なので、当然といえば当然です。

私の場合は1ヶ月前から確認していましたが、こうした大学独自の対策も2週間前くらいから確認すれば十分だったと思います。

普段の国試対策をベースにして、直前に大学特有の情報を上乗せするイメージです。ここは国試の過去問ではカバーできない部分なので、言われたときに拾っておくのがいちばん効率がいいと思います。


マイナーすぎる問題は、気にしすぎない

卒試では、ときどき「これ、青本にも載ってないんじゃない?」と思うような、かなり細かい問題が出ることもあります。

でも、そういう問題は国試でも重要度が低いですし、周りも解けていないことが多いです。

卒試は満点を取る試験ではありません。マイナーな1問に時間をかけすぎるより、国試でも問われる基本〜標準レベルを確実に取るほうを優先します。

細かい問題を全部追いかけると、国試で何度も問われる内容の復習時間が減ってしまいます。そこがいちばん怖いところです。

青本の使い方は青本の使い方に書いています。

読者くん
全部覚えなきゃって思ってました……。
すん
気持ちは分かる!でも卒試って満点を取る試験じゃないから、優先順位をつけるほうが大事だと思ってる。

よくある質問(FAQ)

Q. 卒試対策はいつから始めればいいですか?

A. 私は約1ヶ月前から始めました。ただ、振り返ると2週間前からでも十分間に合ったと感じています。

Q. 卒試の過去問は何年分やるべきですか?

A. 私は5年分を1周しましたが、まずは直近2〜3年分を見て、どんな問題が出るかをつかむところからで十分だと思います。

Q. 国試の過去問だけで卒試に受かりますか?

A. 普段から国試の過去問をしっかり勉強できている人は受かると思います。卒試も国試の過去問をベースに作られている問題が多いです。ただ、大学独自の範囲指定や傾向は必ず確認してください。

Q. 青本に載っていないような細かい問題も覚えるべきですか?

A. 繰り返し出ているか、授業や大学から範囲指定があるか。優先する根拠があるかで判断していいと思います。マイナーな問題は周りも解けていないことが多いですし、国試で頻出の内容の復習時間を圧迫すると本末転倒です。

Q. 卒試の勉強中、国試の勉強は完全に止めてもいいですか?

A. 私は止めませんでした。というより、国試の勉強が卒試に、卒試の勉強が国試に、という関係だと思います。

まとめ|卒試対策と国試対策を、別物にしない

普段から国試対策ができている人なら、この流れで足りると思っています。

  1. 卒試の2週間くらいから対策を始める
  2. 過去問を2〜3年分ほど確認する
  3. 余裕がなければ、目を通すだけでもいい
  4. 余裕があれば、時間を測って本番形式で解く
  5. 科目を解く順番や時間配分も試してみる
  6. 先生が卒試について言った重要事項・プリントを確認する
  7. マイナーな問題は追いすぎない
  8. 普段の国試対策を最優先する

「卒試対策」と「国試対策」を完全に別物として考えなくていい。普段の国試対策が、そのまま卒試対策になる。

これが、卒試を経験していちばん感じたことです。

参考までに、私の卒試の結果は290点を超えて学年6位でした。卒試専用の勉強に長く時間をかけたわけではありません。それまで積み上げた国試の勉強が、そのまま効いていたのだと思っています。

読者くん
まず大学の案内を見てきます!国試の勉強は止めなくていいって分かっただけで気が楽になりました😊
すん
その調子!卒試は国試までの通過点だから、積み上げてきたものを信じていこう。応援してる!

📘 そもそも国試の勉強が計画どおりに進んでいない方へ

この記事は「普段の国試対策が進んでいること」を前提に書きました。逆にいうと、そこが崩れていると、卒試の直前だけを切り出しても間に合いません。

こちらのnoteでは、4月から国試当日までの計画を、実際の行動に落とし込むところまで書いています。

  • 年間計画を、月間・週間・1日へ落とし込む順番
  • 1日にやる量を決めるための、逆算のしかた
  • 計画が崩れたときに、私がどう立て直したか
  • 自作問題ノートに何を書いて、どう復習していたか

薬剤師国家試験の勉強、何から始めていいかわからない人へ|学年下位10%から273点を取った私がやっていた勉強法と進め方を公開(有料note・1,000円)

Xで国試の勉強のことや、薬剤師になってからの日常を呟いてます。よかったら覗いてみてください!
→ @yakugakulabo

🏛️ 厚生労働省 薬剤師国家試験について:薬剤師国家試験の公式情報(出題基準・過去問)はこちら

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この記事を書いた人

25歳/2年目薬局薬剤師/第110回薬剤師国家試験 273点/345点満点で合格。

5年生まで研究漬け → 6年生4月の学内模試は178人中130位。
そこから11か月でやったことをリアルに書いています!
NISAでオルカン積立中/投資資産100万円を突破しました!
発信内容:国試勉強法 × 資産運用の実録

※個別の服薬相談にはお答えできません。
※投資の専門家ではありません。記事は私個人の記録です。

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